レビー小体型認知症は、脳に「レビー小体」という異常タンパクが溜まり、認知機能低下（記憶障害、注意散漫、認知の変動）、繰り返す幻視（実際にはいない人や動物が見える）、パーキンソン症状（動作が遅い、手足が震える）、レム睡眠行動障害（寝言、大声、暴れる）、自律神経症状（便秘、立ちくらみ）などを特徴とする進行性の認知症。

主な特徴と症状
・認知機能の変動:意識がはっきりしている時と、ぼんやりする時（日内変動）の差が激しい。

・視覚性幻覚:「実際にはないものが見える」と訴え、特に人物や動物の幻覚が多い。

・パーキンソン症状:動作が遅くなる（無動・寡動）、筋肉がこわばる（筋強剛）、歩行が小刻みになる、転びやすいなど。

・レム睡眠行動障害:眠っている間に、夢の内容に合わせて大声を出したり、手足を動かしたり、暴れたりする。

・自律神経症状:便秘、立ちくらみ（起立性低血圧）、頻尿、発汗過多などが現れる。

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